ようやく日本でも発売となったiPad。元々注目していた僕もダッシュで買いに行きましたとも。とは言え正直当日に予約なしで買えるとは思ってもいなかったので、嬉しい誤算でした。
さてそんなiPad。巷では発売を歓迎したり話題沸騰的なムードがある一方において、「iPhoneデカくしただけじゃん」だとか、あるいは「ネットブックの方がよくね?」みたいな言われ方もしていますが、じゃあiPadならではの良さって何なんだろう?と考えてみた話をつらつらと書いてみたいと思います。
Q1.) ただのデカいiPhoneじゃね?
まず、iPadはiPhoneのデカい版である、というのは「その通り」です。新しい技術を使っている訳でもないですしね。
ただ、ここで考えてみたいのが、本当に「iPhoneをデカくしただけ、だからiPadいらない」は成立するのか?といった点。その理論が通るなら「ケータイでワンセグ見れるからテレビはいらない」という話になってしまいますが、そんな人はいませんよね?その逆も然りで、4畳半の部屋に50インチのテレビを置く人もいません。自室の間取りに合ったサイズの大きさのテレビを選ぶでしょう。
つまりデバイスの大きさは適材適所で、それに応じたメリット・デメリットがあるわけで、「iPhoneのデカい版→それがどう作用するか?」と考える必要があるものと思います。
Q2.) 画面が広くてどうなった?
iPadは9.7インチ、1024×768ピクセルのIPS液晶を採用しています。480×320だったiPhoneよりも大幅に解像度が増しており、いわゆるピンチ(2本の指を置いてピースの形に広げるアレ)の利用機会が減っています。特にネット閲覧はFlashは使えないものの普通のPCで見る感覚で使えます。
で、更に重要なのが、物理的な面積自体が広がったこと。iPhoneのお絵描きアプリなどはあの狭い画面でやるのは厳しかったですが、iPadならば何の違和感もなく線を引くことができます。シンセサイザーなどの音楽系アプリも、iPhoneでは狭い画面にツマミ類が凝縮されて操作が難しい局面がありましたが、iPadならば快適に操作することができます。iPhoneのデカい版であることは確かにその通りなのですが、「デカい版だからこそできること」がこういった点にあると思います。特にiPad専用のアプリではその恩恵を多く得られますね。
Q3.) 持ち運びづらくない?
ポケットサイズのiPhoneに対してB5ノートクラスの大きさのiPad。持ち運びといった観点ではiPhoneに軍配が上がります。出先でメモを取ったりGPSを確認したり、といった用途ではiPhoneの方が便利です。まぁ、この点は Q2.) のメリットとのトレードオフで、両立はできないと思います。ただまぁ、とは言え重さも680g程度ですし、小脇に抱えて運ぶのは余裕です。例えば会社で自席から会議室に持っていったり、なんてのは楽ですね。
Q4.) ネットブックで良くない?
iPadはネットブックとは別カテゴリの製品であると言えます。「発売されたばかりでまだ今後どんなことができるようになるか分からないけど、タッチパネルを使った面白い製品」程度に捉えたほうが正確でしょう。PCの代用品になると思わないほうがいいです。
ただ、強いて比較するならば、ネットブックやPCと比較した際のiPadの長所として挙げられる要素として起動の速さというものがあるよ、とは書いておきます。例えば寝る前なんかに「あ、ちょっとあのページ見たかったんだよな」と思い出したとします。またベッドを出てPCの電源を入れて1分や2分待つのは大変ですが、iPadならばホームボタンを押せば一瞬で起動します。つまり、「気軽に触れる度」みたいなものが圧倒的に高いわけです。ブログとTwitterのどっちが気軽に書けますか?みたいな感覚に近い(笑)
とは言え、何にせよ「買って何をしたいのか」を検討した上でどちらを購入するか選択した方がいいと思います。
Q5.) 結局のところiPadは買いなの?
正直言って、iPadはまだこれからの未知のデバイスです。ニンテンドーDSの発売直後のような「こんなゲーム機が出ましたよ、さぁこの機能を活かしたどんなソフトが出るかな?」といった段階で、今後可能性が試されていく黎明期であると言えます。現時点においては、「iPad用アプリケーションで使ってみたいものがある!」であったりとか、「なんだかよく分かんないけど楽しそう、触ってみたい!」みたいな動機がないのであれば、無理に買う必要はないと思います。というのが僕の結論でしょうか。
僕自身は音楽系アプリで明確に欲しいものがあったのと、このデバイスの可能性を見越した先行投資、みたいな感じで買ったので、購入したこと自体は非常に満足してますし、楽しく使ってますけどね。
といった感じなのでした。


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