チップチューン制作

2009/06/08(月) 01:11 音楽制作

相変わらず音楽制作に追われております。立て続けに何曲も作ると自分の引き出しのなさを痛感しますなー・・・もっと色々聴かないとな。

最近はチップチューンを作ってたりします。

まぁ僕が解説するまでもないでしょうが、チップチューンというのはファミコンみたいないわゆる「ピコピコ音楽」のことを指す言葉でして。ゲーム機の性能もアホみたいに上がった今日この頃、例えばプレステのゲームを買ってきたら音楽がピコピコだった!なんてことは当然ないわけですが、今の時代だからこそあの音も味わいがあるよね、って感じで世間に再評価されてきている感じがあります。WiiやDSでも、意図的にそのテイストを入れてる作品なんか結構増えてきてますよね。

僕も元々ファミコン音楽が好きだったので、いずれチップチューンは作ってみたいなと考えていたのですが、今回たまたま作る機会に恵まれてやってはいるものの意外や意外、これが難しい!3音の音楽ならではの難しさがかなり多い。

例えば「ド」+「ミ」の2音を白玉で鳴らす、というのは通常の音楽制作では当たり前にやることだけど、チップチューンでこれをやってしまうと「のぺーっ」としたショボい音が伸びるだけで露骨にダサくなってしまう。「ド」を途中で切り上げて独自のメロディで走るハーモニーに回す、みたいな工夫が必要になってくるのだけれど、そうなると当然コード感は喪失されてしまうので、「ドが消えた」と感じさせないようなハーモニー作りが重要になる。それでいてそのハーモニーは「ミ」と極力干渉させないようにする必要がある(オクターブでぶつかると耳に付くことが多い)。

音色の作り込み、特に減衰にも気を遣う。「この音を0.4秒鳴らすか0.366秒鳴らすか」の設定差だけで聞こえ方が丸っきり異なってしまうのです。全部の音を0.4秒で鳴らすと音が繋がって聞こえるからこの音は0.366秒にしよう、みたいな細かい設定が必要になる感じ。普通の音源ではこんなところまで気を遣わない。

正直3音だし普通の音楽作るよりだいぶ楽だろ、と結構楽に考えていたのですが、3音では相当作り込まないと途端にショボくなってしまうがゆえ、場合によっては簡単なオーケストラ曲作るより手間がかかるかも。やっぱりね、イマジネーションを形にするって意味では今の音源ってのは本当に素晴らしいですよ。

「昔の音源って良かったよねー、味わいがあって云々」ってのは間違ってはいないんだけど、味わいを出してたのは当時の作曲者・技術者の血のにじむような努力のたまものであって、思った通りの音が簡単に出せるようになったって意味では間違いなくいい時代になってきてるんだと思います。いや、今回の制作で痛感してます、ホント。

今作ってる曲はコミケ合わせで制作してます。コミケ前に告知も行いますし、夏コミが終わったらサイトで曲も聴けるようにしますので、しばらくの間、楽しみに待っていてください。


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