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お疲れ様と言ってくれる人がいること。ありがとうと言ってくれる人がいること。愚痴や弱音を聞いてくれる人がいること。味方がいてくれること。帰る場所があること。それらがどんなにありがたいことか…。そう思わせられることがありました。

幸か不幸か僕の人生、あんまり辛いイベントって起きないんですけど(笑)、先日ちょっと仕事上でしんどいなぁってことがあって、つい同僚や家族や友人に弱音をこぼしてしまったのですが、誰一人嫌がることなく僕の愚痴を聞いてくれました。みんな温かくて、僕はといえば平気な顔して話してはいたけれど、本当は泣きそうになるほど嬉しかった。

僕って辛い時それをあまり出す方ではなくて、ひとりでじっと耐える方なんです。愚痴聞かされる側は嫌だろうなって考えちゃってね。けれど、(程度問題は当然あるにせよ)人に少しもたれかかってもいいのかな、と。

あなたって冴えない。でもいい人。そのままでいて「24」より、クロエ・オブライエン

僚友エドガーへ向けた言葉。エドガーは気が弱くてふとっちょな実際冴えないやつなんだけど(笑)、そんなところも受け入れたうえで認めるのがいいなあと。

うれしいことも わすれるし かなしいことも きっとわすれられます。にんげんには わすれるちからが そなわっている。「MOTHER3」より、レジー

物凄く嬉しかったことも物凄く悲しかったことも、時が流れれば半分他人事のような不思議な何かに変わっていく。それを “忘れた” と呼ぶのであれば、忘れたことは思い出になって残り続けるのだと思う。かつて聴いた音楽、かつて観た映画、かつて遊んだ友達。どれだけ歳を重ねても僕の中から消えることはないだろう。

普通に

「普通に楽しい」って、もっと厳密に言うなら「夢中になれるほどではないけどまあまあ楽しい」じゃないかなぁ、とも思うのです。

「普通に」楽しいテレビやゲームでなんとなく過ごすこともできるのだけれど、「これめちゃくちゃおもしろい!」で気がついたら日が暮れてました、みたいなモノに1日没頭できたらよりスバラシイんじゃないだろうかとも思う。「あー今日は楽しかったなあ!」と強く思いながら布団に入れるというか(それはそれで興奮して寝付けないか?)。

そこまでの趣味や娯楽がそんな頻繁に落ちてるわけもないんだけど、自分が好きに過ごす時間くらい「普通に」でまぁいいか的に満足するのでなく、そういう熱中できるようなモノを常に探してみてもいいのかなぁ、なんて思う今日この頃。

いい人だったんだ。無能だったけどね……「20世紀少年」より、マー坊

テロで命を落とした会社の部下についてマー坊がつぶやいた言葉。マー坊は本編通して終始ひねくれ者の小憎たらしいヤツなんだけど、彼の悲しみと不器用なやさしさが伝わるこの台詞はなんか妙に印象に残ってる。

岩田さんのこと

去る2015年7月11日、任天堂社長、岩田聡さんが逝去されました。

ようやく気持ちも落ち着いてきたので、自分なりに自分の感じたことを書き出してみようかなと。

岩田さんの訃報を目にした瞬間は、まぁ…、とにかく頭がぐちゃぐちゃになりました。なんで?どうして?ついこの間まで動画で元気に喋っていた人が、もういない。その意味がまったくわからなくて。

その後も1週間ほどずっと、混乱したまま毎日を過ごしていたように思います。頭が岩田さんのことでいっぱいでした。生前のエピソードを見聞きして心が温かくなったり、かと思えば急に涙が出てきたり、相当情緒不安定になっていたような気がします。元々任天堂や岩田さんに親しみを感じてはいたものの、かと言って熱烈な追っかけというわけでもなかったので、まるで近しい親戚が亡くなってしまったかのようなショックを受けている自分自身にも驚きました。あ、オレ、岩田さんのことこんなに好きだったんだって。

ネットに溢れる悲しみや感謝の声もたくさん目にしました。あ、みんなもそうだったんだ、と思いました。プレステ派だけどこんなの悲しい、と言っている人もいましたし、いつもは楽しい雑談や落書きが流れている WiiU コミュニティも「岩田さんありがとう」で埋め尽くされていました。本当に、何度もらい泣きしたことか。

岩田さんの訃報は、あらためて、とても辛く悲しいニュースでした。せっかく WiiU が盛り上がってきて、かつ次世代機やスマートフォンへの進出などといった新展開も出てきつつあった矢先のことで、ご本人もきっと志半ばというお気持ちだったのではないかと思います。けれども、あえて言うならば、こうも思うのです。こんなにも世界中の人たちに愛され、涙され、ありがとうの言葉とともに送り出されるだなんて、ひとりの人間の最期としてこれ以上の幸せはないのではないか、と。岩田さんご自身がどう思われたかは知る由もありませんが、僕はそう思います。

僕はもちろん岩田さんとの面識はないですが、それでも、岩田さんは自分の死をいつまでも悲しまれるより、自分たちのゲームを楽しく遊んでもらうことを望まれているのではないか、そんな気がしてなりません。だから今日から楽しく遊びます!と言えるほど、簡単に割り切れるものではないですが、岩田さんが作ってくれたゲームや想いはこれからもずっと在り続けますしね。寂しいけれど、何の救いもない寂しさではありません。僕も少しずつ、たまに後ろに引き返すこともあるかもしれないけれど、ちょっとずつ、前を向いていこうと思います。

岩田さん、楽しいゲームをたくさん、ありがとうございました。これからも遊び続けていきます。本当にありがとう。

ブログ再始動

3年半ぶりにサイトをリニューアルし、ブログとして再始動させることにしました。

Twitter や Facebook が市民権を得た今の時代、個人でブログを立てるのも世の流れに逆行してる気がしなくもありませんが、なんといいますか、自分の好きな時に好きなだけ好きなことを書けるのってやっぱりブログじゃないかなーと思い始めまして。「人生とは何か」的な話を突然 Twitter に延々20連投しようものならリムーブ続発は必至ですし、リア充どもが跋扈する Facebook になんぞ書こうものなら周りはドン引きいいね0件は想像に難くありません。そんなこともあってブログです。おかえりただいま。

リニューアル前に置いていたコンテンツについてですが、音楽はすべて SoundCloud へ移行しました。それこそ時代の流れかなと。個人のサイトをいちいち訪れて1個1個聴いて回る時代じゃないですから。また、過去の記事はすべて葬りました。DAW や MIDI キーボードの紹介記事など結構長い間ご参照いただいていたようなんですけど、さすがに今となっては古くなった記事も多いので…。すみませんがご了承いただきたく。拝承。あ、あとひっそりサイト名も “ARCLENDE TRACKS” から “arclende” に戻しました。トラックないから。複数形とかそれ以前の問題だから。おめーの席ねぇから(©岩崎みどり)

そんなわけで、不定期で気ままに色々綴っていこうかと思います。綴られなくなっても不定期だからってことでそこはひとつ。マグロ、ご期待ください。

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